近年、自然への関心の高まりもあり、身近で自然豊かな河川や海岸を利用してレジャーを楽しむ人々が増加していますが、これに伴い、河川や海岸における水難事故が多発しています。本来、河川や海では公共の利益や他人の活動を妨げない限りにおいて自由に使用できることが原則であり、釣りや水遊びなど自らの意志に基づき行動する限り、その際の安全確保は自己責任において行うべきものです。

『危険だからと海辺から遠ざけるのではなく、子供たち自身が「自分の命は自分で守る」意識と技能を身につけてもらいたい』『教育的効果の高い自然体験活動に興味を持ち、安全に楽しく海辺で遊び、活動してもらいたい』 そんな思いのもと、亘理町B&G海洋センターの艇庫では、「海辺の安全教室」「課外授業」を亘理町生涯学習課の職員の方々と共同で開催しております。

警察庁のまとめによると、水難事故の約45%が海辺の活動に関する水遊びや水泳中、魚とり、釣りをしている際に起こっているというデータがあります。水辺で安全に活動するためには、「海辺の安全教室」で正しい知識と技能を学ぶことが必要不可欠。最近は救命講習や、服を着たまま海や川に落ちたときの対応を学ぶ「着衣泳」の講習なども注目されています。

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安全教室3
安全教室1
安全教室2
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海に飛び込む体験

安全学習の一環として、「ライフジャケットを服の上から着用して海に飛び込む」体験をすることで、海という自然の恐怖を体験し、その上でライフジャケットの重要性が確認できます。

まずは、力を抜かないとうまく浮くことができないという感覚を知ることから始めてみましょう。ライフジャケットを着用しているとはいえ、服を着たままだとどれくらい身動きが自由に取れないか分かると思います。

※こちらのプログラムは事前のお申込みが必要となります。お気軽にご連絡、お問合せください。

子どもと一緒に安全に海で遊ぶためにも、お父さん・お母さん達にも受けて頂きたい内容となっております。

海での注意点

  • 遊泳禁止区域では絶対に泳いではいけません。釣りの場合も立ち入り禁止区域の確認をしてください。
  • 波が高いときや、引き返す波の流れが強いときは、十分注意してください。
  • 浮き輪があっても、陸から離れすぎるのは危険です。
  • 健康状態や体調に留意して、無理な遊び方をしないでください。
  • 監視者の指示や注意に従いましょう。
  • お子様から目を離さないようにし、水遊び中は必ず大人が付き添ってください。

自然は絶えず変化します。穏やかに見えても、水の中がどうなっているのかは誰にもわかりません。日によっても時間帯によっても、水の状況は変わるので、たとえ遊び慣れている海や川でも、万一のときに命を守るライフジャケットや浮き具などを準備して遊びましょう。